イザというとき、平静を保てない現場マンはいないだろうか。現場では、次の一瞬に何が起こるかわからない。問題なく、ここではうまくいくはずだと思っていた矢先、トラブルが発生する事はよくあるものだ。小さなことであれば通常能力を発揮できる。しかし、大きな損害、命にかかわる事故に遭遇した場合、人はみな平静を失う。何十、何百人の作業員が現場で働いている。その監督・指揮をとる現場マンは、いかなるときでも冷静な判断を下せなくてはならない。
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さもなければ、現場で働く人々からの信頼は得られない。例えば労災事故が起きたとしよう。第一報を聞いて現場へ直行する。そこで災害の程度を知り、機敏な対応、指示をする。当然、緊急時連絡先は伝達されている。沢山の人だかりの中で、応急措置を施さなければならない。このとき、あなたは、冷静かつ沈着な行動がとれるだろうか。「止血の方法は、心臓マッサージは、えっとどうやるのだったのかな。」と慌ててしまわないか。あなたの対処方法、行動を現場で働く人々はじっと見ているものだ。極めて優れた行動がとれる現場マンにならなくてはならない。そのためには、経験とイメージ・トレーニングが必要だ。すなわち、経験とは、過去の自分の情報データと比較し、それを現実に応用することである。一方、イメージ・トレーニングは、現場の作業で「万一、こうなった場合はどうするのか。」と最悪場面を想定し、自分の対処方法を頭の中で模擬演習してみることである。いずれにしても、日頃、現場マンがどれだけ真剣に、先を読んで行動しているかが重要である。