メニュー

サイト基本情報

ロレックスが「パーペチュアル」と呼ぶ機構を登場させた

香箱は平べったく丸い缶の中心に穴を開けたような形状に見えます。ドラム(胴)とカバーの2体構造です。ゼンマイを収めた香箱の中心にセットされた香箱真が角穴車の回転を受け取り、ゼンマイを巻き上げる役目を果たします。巻かれたゼンマイがほどけようとするエネルギーは、輪列を構成する2番車、3番車、4番車を経て、変わった形の歯を持つガンギ車に至ります。ここまでが動力の伝達機構です。ガンギ車の回転はアンクルの往復運動に変換されます。アンクルは往復しながらバランスホイール(テンワ)の芯(天真、バランススタッフ)に繋がった「振り石」を左右に弾いていきます。こうしてバランスホイール自体が左右に往復(振動)します。この振動はバランスホイールの中心に巻かれたヒゲゼンマイによって、振り子の等時性の法則通りに一定の速度で行なわれます。この一定のリズムが、今度は動力の伝達回路を逆送し、輪列を規則正しく動かします。2番車は分針と時針に、4番車は秒針に回転を伝達します。これが、手巻き時計の基本的なメカニズムです。実用性抜群でスタンダードとなった自動巻き腕時計セルフワインディング、オートマティックなどともいわれる自動巻き腕時計は、ロレックスが「パーペチュアル」と呼ぶ機構を登場させた1930年代に始まります。